「マンションを売却したいけれど、水漏れがあるためどうすればいいか分からない」
このようにお困りの方はいらっしゃいませんか。
修理の必要性があるのかどうか気になりますよね。
そこで今回は、水漏れが起きているマンションの売却を検討している方に向けてどうすべきかを解説します。

 

□マンションの水漏れは自分の家だけに原因があるとは限らない

マンションは共同住宅であるため、水漏れの原因が必ずしも自分にあるとは限りません。
他の住戸の住人やマンションの共用部の管理不足が原因の場合もあります。
例えば真上の住戸の住人に原因があるケースでは、自宅の天井に水漏れが発生するでしょう。
また、共用部の例では、屋上の排水管にゴミが詰まり屋上が水浸しになると、階下に水漏れの被害が及ぶ可能性があります。
一方で、自分の家に原因がある場合は、トイレが詰まった、洗濯機で使うホースが外れた、などのケースが考えられるでしょう。
水漏れの対処法は、原因の種類によって変わってきます。
マンションの共用部が原因の場合は管理組合側に修理の責任があります。
他の住戸の住人が原因の場合は、相手に対して損害賠償を請求できるでしょう。
同様に、自分が原因で他の住戸に被害をもたらした場合も賠償が求められますが、個人賠償責任保険に加入していればスムーズに対応できます。
しかし、保険で自分の家の修理費をカバーしていることは少ないため、自分の家の水漏れ箇所の修理は自費で行う必要があります。

 

□水漏れのあるマンションはどうするべき?

売却したいマンションに水漏れが起きていても、成約価格より低い価格で売却できる場合はあります。
しかし、水漏れが起きているマンションを売却すると様々なトラブルにつながる可能性があるため、推奨できません。
考えられる主なトラブルは、高額な損害賠償を請求されることです。
売却後に物件の買主から訴えられると、大きな不利益を被ります。
また、他の住戸にも影響がある場合、そこの住人にも訴えられ、物件の成約に至らない恐れもあるでしょう。
やはり買主の立場を考えると、水漏れが修理されていない物件には抵抗があるでしょう。
訴えられなかったとしても、売却額はかなり下げざるを得ないことが考えられます。
適正価格で売るためには、マンションで発生してしまった水漏れは修理しておきましょう。

 

□まとめ

売却したいマンションの住戸に水漏れが起きている場合の対応を解説しました。
まずは水漏れの原因を突き止めて、それに応じた対処をしましょう。
水漏れのある物件を売却することは長期的に見ると大きなリスクを伴うため、注意しましょう。

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