「家を売るタイミングっていつ頃がベストなのかな」
福井・北陸北陸周辺でこのようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
家の売却活動はいつでもスタートできるものの、タイミング次第で税金が増えたり控除を受けられなかったりといった損をする可能性があります。
そこで今回は、家を売るタイミングについて紹介します。
ぜひ参考にしてください。

□不動産は売る?それとも貸す?

不動産を持っている場合、有効的に活用するには売るか貸すか決断する必要があります。
しかし、賃貸を考える上では、デメリットもあるため注意が必要です。
以下で賃貸のデメリットを3つ紹介します。

1つ目は、住宅ローンが残っていると貸せない可能性があることです。
自宅として購入した家の住宅ローンは自宅居住用でしょう。
そのため、ローンが残った状態で第三者に貸し出すことに対して金融機関から許可が得られない可能性があります。
転勤など一時的な賃貸には許可が下りますが、大半の場合住宅ローンで完済するか、投資物件用の金利が高いローンにする必要があります。

2つ目は、賃貸経営は難しいことです。
賃貸に出せば、絶対に収益化できる訳ではありません。
空室の期間が続けば、メンテナンス費用や管理費用が収益を超え、赤字になることもあります。
さらに、確定申告を行う手間もかかります。

3つ目は、もう一度住める、いつでも売れる訳ではないことです。
賃貸には今後もう一度家族が住めるとお考えの方は多いと思います。
そして、賃貸経営が続かなくなったら売れば良いと考える方も多いと思います。

ただし、ここで注意して頂きたいのが家主の都合で借主に退去してもらうのは難しいということです。
なぜなら、賃貸借契約が借主を優先するものだからです。
もし家主の都合で借主を退去させるなら、数か月分の家賃を免除したり、引っ越し代を提供したりことが多いです。

以上が賃貸として家を貸し出すことのデメリットです。

□家の売却期間について

以上のような賃貸経営をする上でのデメリットから売却という選択肢を選ばれる方もいらっしゃるでしょう。
では、実際に家を売るにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか。

実は家、を売り出してから契約が取れるまでには平均で3か月から6か月ほどかかります。
例えば、春頃に売りたいと思って売り出しても実際に売れるのは夏になってしまう可能性があります。
従って、春に売りたいなら冬前には準備を行い、人が集まる頃には広告掲載や売却活動がしっかり行われている必要があります。

しかし、この平均はあくまで目安であり、実際は地域によって売却期間が異なります。
地域によって企業数や転入者数が違うため、中古の家を買いたいという人の絶対数も違います。
例えば、人の転入が頻繁な東京・首都圏では約3か月弱、そして大阪や名古屋といった地方の都市部であれば5か月から6か月以上かかる傾向にあります。

つまり、地方に住んでいる場合は、都市部に住んでいる方よりも長期的に売却活動を行うことになるでしょう。
もし不安な方は、担当の不動産会社に成約までにどれくらいの時間がかかる可能性があるのか聞いておくと良いでしょう。

さらに売却を依頼する不動産会社をどこにするのかによっても売却期間は変わってきます。
家を早く売るには、契約した不動産会社の売却活動の質も大きく影響するでしょう。
業者が懸命に売却活動をしてくれた場合は早く売れますし、手を抜けばいつまでも契約まで行きつきません。

□家を売るタイミングはいつが良い?

家を売るには時間がかかるということをご理解頂けたかと思います。
ではその上で、家を売るタイミングについて見ていきましょう。
以下では築年数や季節、税金に注目してベストな売却のタイミングについて見ていきましょう。

*築年数

住宅の市場価値は築年数が増えるほど下がってしまいます。
そのため、築年数をもとに売るタイミングを決めるなら、築15年までの戸建てはできるだけ早く売却した方が良いでしょう。

特に、築15年までの戸建ては急に価格が下落します。
1、2年の遅れが価格の下落に大きな影響を及ぼす危険性があるので、しっかりと築年数を確認しましょう。
従って、もし築15年以内の戸建て住宅をお持ちの場合はスピード感を持って売却活動を行いましょう。
一方で、築15年を過ぎた戸建て住宅の資産価値は下落も緩やかになり、築20年を過ぎるとほぼ横ばいです。

*季節

売却の成約件数が多い季節は3月です。
これは4月から転勤や進学に合わせて引っ越しをする方が多いことが起因しています。
家の購入希望が増える3月というタイミングに合わせて、早めの準備を行いましょう。
具体的には遅くても前年の12月末には売却を決定し、不動産会社を探し、年が明けたあたりから売却活動を始め、2月から3月の成約を目指すと良いでしょう。

*税金

家を売るタイミングを税金で決める場合に着目したいポイントは、所得税と住民税の税率です。
譲渡所得とは一言で言えば、家を売って得た利益のことです。
具体的には家を売ったことで発生するお金から、家を所得するのにかかった費用とその他の諸費用を差し引いた金額のことを指します。

税率は、家を所有してから5年以下か5年を超えるかによって変わります。
家を売った年の1月1日時点でその家の所有期間が5年を超えるケースでは長期譲渡所得、そして5年以下の場合は短期譲渡所得です。

所有期間が5年を超えてから家を売る方が得だと思われる方が多いです。
しかし、3000万円の特別控除を利用できれば、譲渡所得がゼロになった場合に所得税も住民税もかかりません。
以下で3000万円特別控除について簡単に紹介します。

この制度は居住用財産を売った際に所有期間に関わらず、譲渡所得から3000万円まで控除を受けられる制度です。
この制度を利用すれば、譲渡所得から3000万円を引けるので、その分支払う税金を減らせます。
譲渡所得が3000万円以下なら譲渡所得はゼロになり、課税されません。

□タイミングについてよくある不安を紹介!

以上で家を売るタイミングについてお話しました。
家を売るという行為は、人生で何度も経験するものではありません。
そのため、売るタイミングについて不安が多いのは当然と言えます。

しかし、失敗のない売却活動をするには不安を少しでも減らすことが肝心です。
以下では、よくある不安に対して回答していきます。

1つ目は、コロナの影響についての不安です。
新型コロナウイルスを契機に生活スタイルを見直される方が多く、このタイミングで家を売る方もいます。
つまり、売られる家の数は多くなる可能性があるため、近くに競合物件がないか見ておくことが大切です。

さらに、新型コロナウイルスの収束に不安を感じ、購入を先延ばしにする方も一定数存在することは念頭に置いておきましょう。
もし家を売るなら、今後の不動産市場の動きに注意しておくことが大切です。
少しでも不安があるなら自己判断せず、プロである不動産会社にしっかりと相談してくださいね。

2つ目は、買取についての不安です。
不動産は仲介によって売却するだけでなく、直接不動産会社に買取してもらうという方法もあります。
買取であれば不動産会社から査定を受け、内容に納得できれば契約を結んで引き渡しとなるため、仲介よりもスムーズでしょう。
仲介なら3か月ほどかかるものでも、買取なら1か月以内、早ければ1週間で売れることもあります。

しかし買取の場合、不動産会社が買取後にリフォームをすることが前提ですので、価格はそれだけ下がります。
目安としては仲介で売る時と比べ、買取は相場の70から90パーセントほどになることが多いです。
素早い売却なら買取、少しでも高く売りたいなら仲介による売却がオススメです。

□希望のタイミングで家を売るために!

不動産は資産価値が高い状態で素早く売ることが大切です。
では、不動産を適切なタイミングで売るにはどうすれば良いのでしょうか。
以下では注目すべきポイントを3つ紹介します。

1つ目は、優良な不動産会社に売却を頼むことです。
不動産物件の売却は依頼する業者との相性が重要です。
特に仲介売却では、家の売却活動を不動産会社に任せるケースが多いため、信頼できる会社を選ぶ必要があります。
つまり、なるべくスキルの高い不動産会社と契約することにより、家を早く高く売れる確率が高くなるということです。

不動産会社のスキルやノウハウはHPに掲載されている取引実績や口コミから判断できるでしょう。
特に、取引実績は大切なデータなのでチェックしてみてくださいね。

2つ目は、家を売る準備をしておくことです。
不動産売却では事前準備が必須です。
不動産会社を決める前にしっかり準備をしておくことで、家を資産価値が高い状態で売れます。

・隣地との境目を明確化しておく
・内覧の準備を行っておく

以上は不動産会社を選ぶ前に必要となる準備です。

3つ目は、値引きの条件を決めておくことです。
不動産売却が長期化した場合は、値引きが行われることもあります。
しかし、早いうちに値引きをしてしまうと、本来もっと高く売れるはずだったチャンスを逃すことになるかもしれません。
値引きについては不動産会社とあらかじめ話し合った上で、「このタイミングで売れなかった時は何割値引きする」というところまで決めておくと良いでしょう。

□まとめ

今回は、家を売却する際のタイミングについて解説しました。
さまざまな要因によって売却価格は変動するので、売却のタイミングをしっかりと見極めることが肝心です。
この記事が家を売るタイミングを決める際の参考になりましたら幸いです。
また、先述した通り狙ったタイミングで売るにはスキルの高い不動産会社と契約することが大切です。
福井・北陸北陸周辺で家を売りたいという方はぜひ当社までお気軽にご相談ください。

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